SSブログ

NY Timesから見た東日本大震災 [日記・雑感]

ふとしたことで知った、New York Timesの東日本
大震災のページ


こちらには、写真が日々アップされてきている。今でも。


今回の大震災で、世界から日本がどう見られているのかが、
初めて分かった。
聞いたこともないような国や地域からも、支援の申し入れ。
南米など、自身が最貧国に相当するような国からも。
地球の「果て」の国に、何かできることはありませんか?と
言っていただけるのは、それはそれは素晴らしいこと。

日本は、嫌われもんじゃないんだな、ということが分かったし、
バラマキとかで批判も高いODAも、やはり各国では感謝の
念を持って受け入れられていたのだろうな、とも思った。


しかし、今回のこの写真を見て、別の一面も。

日本では、遺体の写真を流すのに抵抗があるような文化も
あるが、地震発生から各局、同じような映像しか流していない。

津波で流される家、被災者の声、などなど。。。

ただ、同じような情報を流すのであれば、放送局はこんなに
要らない。
節電のために、間引いてくれていい。

特に驚いたのは、土葬。
そういう準備が始まっています、程度の報道しかなかったと
思うが、海の向こうから見せられた現実。
(写真は、前記New York Timesより引用)

20110321_JAPAN-slide-FIFE-jumbo.jpg
こんな風に、まるで長屋のように長い穴を掘って、ベニヤ板で
区切っているなんて。。。

20110323_JAPAN-slide-OM9H-jumbo.jpg

24burial_337-395-popup.jpg

実際に、埋葬も始まっている。

これは、みんな棺に入っているが、遺体収容袋のまま
埋葬される写真もあった。


その、収容袋の並ぶ風景。
「遺体安置所で」、とか、「身元の確認を」などという
ニュースは流れるが、実際にその風景は報道されない。

ご遺体の顔が写っているので、ここにはアップしないが、
NYTimesの3月20日に、ある。


そして、ほとんど報道されない、自衛隊の活躍。
NYTimesには、たくさん載っている。

当初、3万人動員だ、5万人だ、10万人だと、いったい
自衛官って何人いるの?と思ったくらいだったが、今は
炊き出し風景や東電関連以外では、ほとんど伝えられ
ていない。

でも、泥水かき分け、おばあちゃんを背負い、遺体袋を
運び、大変な活躍をしていることが、垣間見られる。


本当の「現場」で、何が行われているのか。

今、自分の国で何が起きているのか

そのことを伝える写真を、海外から見せられると、
非常に違和感がある。





「この放射線量は安全です。健康に影響はありません」
と、遠く離れた東京から発表される。

  だったら、20~30Km圏内に対策本部を置けば?
  屋内だから、いいんでしょ?
  すぐ見に行けるし、情報も入りやすいんじゃないかな?



「節電してください」
と、煌々とした東京のスタジオから放送されるテレビ。

  少しは、照明を落とせば?
  それより、東京で電気使いながら言うなよ。



「東京23区は、インフラが集中していることもあり、計画
停電の対象外とした」
と、下町を除く23区を例外扱いとした東電。
それを認めた経産省。

  と言っても、首都直下地震なら絶対に電気も止まるん
  だから、中央区も千代田区のような電力大消費地も、
  きちんと止めて練習してもいいんじゃない?
  非常事態に例外はないんだし、何より群を抜いた
  大消費地でしょ?
  そのくらいやらなきゃ、この夏を乗り切れるわけない
  でしょ!



「国家の非常事態です」
と、ワイシャツの上にパリパリの防災服一枚で会見する
お偉い方々。
厚着している人を見たことがない。

  暖房は、電気でしょ?
  消せば?
  厚着で会見すれば?



などなど。。。

おかしなことを数え上げれば、きりがない。



情報という事実、調査の「結果」と、「考察(意見)」を
ごちゃ混ぜにして発信されるすることで、より分かり
にくくなっている。

おまけに、情報があまりに遅い。
東電福島第一原発3号機の大爆発も、爆発映像こそ
すぐ公開されたが、建屋の損壊状況は、長い間「調査中」。

しかし、Digitalglobe社のHPでは、すぐにグニャグニャの骨
だけになった衛星写真が公開されていた。
私もそれを見て驚いていたが、そのずーっと後、「明るい
ときに撮影された」写真を公開。

隠し切れないと思ったのか、隠せると思っていたのか。



先の大戦での「大本営発表」では、操作された情報に
国民すべてが洗脳されていた。
今の社会で、そんなことはありえないが、NY Timesの件
一つ見ても、正しい情報が正しいタイミングで伝えられて
いるのかが、信用できなくなっている。


事実と考察を分けること。

科学的根拠に基づいた考察を、適切なタイミングで発表
すること。

現段階では分からない、ということに対しては、いい加減な
考察をつけないこと。




そして、

計画停電は、23区全域を含む地域で公平に実施すること。

  丹波山村や小菅村の電気を止めて、どれだけの効果が
  あるというのだろう。。。呆れる。

NHK含むTVキー局は、半年程度は大阪にキー局機能を移す
こと。


  番組制作にかかる多くに費用や、電気の莫大なエネルギー
  は、関西経済に落として、関西から応援してもらおう!


まずは、このあたりから始めて、夏場の大ピンチに向かって
ほしいと思う。



ところで、一つのラッキー。
我が家では、ここ10年以上、エアコンは使っていない。
電源を抜いているし、多分もう動かないんじゃないかな? 笑
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

人気ブログランキングへ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。